浮世絵でめぐる滝と橋
―北斎から巴水まで―
2023年2月8日(水)~3月26日(日)諸国の名所であった滝と橋は、葛飾北斎をはじめ多くの浮世絵師によって描かれました。それぞれの滝と橋は、絵師のまなざしが光り、バラエティに富んでいます。
本展では、北斎がペルシャン・ブルーの色を活かし、諸国の名瀑をすべて異なる水の描法で幻想的に表現したシリーズ『諸国瀧廻り』全8図、橋の構造や奇抜さに注目し、さまざまな角度で諸国の橋を描いたシリーズ『諸国名橋奇覧』全11図を中心に、葛飾北斎から川瀬巴水まで、様々な絵師が描いた滝と橋の浮世絵を展示します。江戸のシンボルである橋をはじめ、奇想天外な橋、日常に寄り添う橋、まるで生きているかのように描かれた滝など、水辺を彩る滝と橋を浮世絵でめぐってみませんか。
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葛飾北斎《諸国瀧廻り
木曾路ノ奥阿弥陀ヶ瀧》
天保4年(1833)頃 -
葛飾北斎《諸国名橋奇覧
飛越の堺つりはし》
天保5年(1834)
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川瀬巴水《東海道風景選集 日本橋》
昭和5年(1940)