広重の季節折々、津々浦々展
ー 六十余州名所図会を中心に ー
2022年 2月9日(水)- 3月27日(日)風景画の名手であった歌川広重(1797-1858)は62年の人生の中で、江戸をはじめ、全国各地の名所を数多く描きました。広重は各地の風景の中に、四季の移ろいだけでなく、雨や雪などの天候も繊細に描くことによって、風景画に情感や郷愁を生み出し、江戸っ子の心を捉えました。その風景画の数々は、今の私たちが見てもあたたかく、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
本展では、晩年期の傑作である《六十余州名所図会》を中心に、各地の山、海、川を描いた風景画のシリーズも併せて展示します。
広重の描く四季折々、津々浦々な風景画をしみじみと味わってみませんか。
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《六十余州名所図会 出雲大社ほとほとの図》
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《山海見立相撲 相模大山》
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《諸国六玉川 攝津祷衣》